ABOUT
種差について
青森県八戸市の最東部に位置する種差海岸は、三陸復興国立公園にも指定されている国の名勝。太平洋を望む丘には天然の芝が生い茂り、空と海の青と鮮やかなコントラストを描きます。磯から露わになった岩の荒々しさも相まって、その印象的な風景は訪れる人の心をつかんで離しません。
蕪島から福島県相馬市までの沿岸をつなぐ「みちのく潮風トレイル」のルートにも組み込まれており、ポールを手にトレッキングを楽しむ人々の姿も多く見受けられます。
多様な植生もこの場所の大きな魅力です。サクラソウ、ニッコウキスゲ、スカシユリ、ハマギクなど、さまざまな草花が姿を見せてくれるだけでなく、イソヒヨドリやコクガンなどの鳥が悠々と集い、四季折々の表情を見せてくれます。
その美しい景観は、多くの文化人の心もつかんできました。司馬遼太郎、草野心平、東山魁夷、吉田初三郎をはじめ、数多くの作家や画家が幾度も種差海岸を訪れ、この場所からインスピレーションを得た作品を生み出してきたのです。

AREA INFORMATION
周辺情報
海カフェたねさし
種差海岸の天然芝生地を見渡せる、誰でも利用できる休憩所に併設されたカフェ。種差海岸をイメージしたドリンクや軽食が楽しめます。バスの運行状況を知らせる「バスナビ」を設置しているので、バスの待ち時間に利用するのもおすすめです。
蕪島
ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されており、その繁殖の様子を間近で観察することができます。現在は陸続きの形ですが、昭和初期までは完全な離島でした。頂上に鎮座する蕪島神社は株価と人望の「株上がり」のご利益があるとされるパワースポットとしても知られています。